【書籍紹介】バール、コーヒー、イタリア人―グローバル化もなんのその

イタリア文化に根を下ろすバールについて綴られています。

イタリアンバールやイタリア人の気質を知るのにも非常におもしろい読み物となっています。

■抜粋

イタリアには、広場という空間がある。そしてこの広場に寄生するかのようにあるのが、バールだ。

イタリアのバールでは、立ち飲みのエスプレッソの値段は100円から120円と一律なのだ。

イタリア貴族には「ドルチェ・ファル・ニエンテ」=「無為安穏」などと訳される人生の美学がある

美味しいエスプレッソのための4つのM.Miscela,Macinatura,Macchina,Mano’

イタリアのほとんどの家庭には「モカ」と呼ばれる家庭用コーヒーメーカーがありこれでエスプレッソを淹れる

「ニューヨークで一度だけ飲んだことがあるよ。あれは泥水だよね。ちっとも旨くないからイタリアに進出するのは難しいんじゃないかな」
スターバックスについてのコメント

イタリアのバールの底力は、とどのつまり”人間力”にあった。

〜AMAZONより〜
バールとは何か?
単にお酒を提供するカウンター形式の店でもないし、喫茶店とも少し違う。コーヒー(エスプレッソ)に軽食でも大丈夫なら、お酒におつまみでもかまわない。気軽に入れる立食中心の店で、時にケーキ屋やジェラート屋、タバコ屋、トトカルチョ屋、コンビニにも化ける。そんなバールが、人口五八〇〇万の国に、個人経営の店を中心に一五万五六〇九軒も存在する(二〇〇六年)。そして、イタリア人の九八パーセントがバールを利用し、外食費の三分の一をも投じている。イタリアの象徴、そして、スタバ化、マクドナルド化に抗う最後の砦としてのバールの魅力を、書き尽くす

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