2017年から特に脚光を浴びているAI、機械学習。
チェスのAIが人間のプロに勝ったのはもう十数年も前の話。
自動車は自動運転の実用化が進み、医療の現場でも画像識別をAI化して悪性のものを探知するなど技術の進歩はムーアの法則に従って倍加速しています。
スタンフォード大学の頭の良い人が言っていたのは、
「技術はその文化において独自に進化する。」
と。
深刻な交通渋滞が起こるサンフランシスコでは、その運転の手間を解決するために自動運転の技術の導入が進んでいるようです。
では日本ではどのようなものが機械学習によって進歩するか?自動運転も当然のことながら、高齢者に伴う医療のAI化などもよく言われます。
その中で、コーヒーという嗜好品において機械学習が取り入れられたらどのようなものが生み出されるか、と妄想をしてみました。
機械学習機能付きのコーヒーメーカー
形はいわゆるミル付きの自動コーヒーメーカーですが、Google Homeのような音声認識機能を搭載しており、注文は言葉で伝えます。
音声で個人が特定でき、好みは予め入力しておくか、注文時に口頭で伝えます。
「おはよう、バリスタさん。ちょっと強めのコーヒーをお願いね。」
すると、コーヒーメーカー側で、「朝」「喫煙している旦那さん(42歳)」「強め」という情報から最適なグラインドと抽出をおこない、ドリップを抽出してくれます。
豆は2,3種類のメーカー公認のものをセットしておき、ブレンドしてくれるとか。
また、飲み終わったあとは音声にてフィードバックを投げかける。
「ちょっと苦すぎたなぁ」「ちょうどいい味!」
みたいな感じで。
すると、そのフィードバックをクラウドに投げ、全世界の同コーヒーメーカーと連携をして、個人情報(年齢、喫煙の有無、性別などなど)から嗜好性を調整したり、
「強めのコーヒー」という定義をチューニングして自動学習していくなど。
詳しくないですが、味を判別するセンサーとかもあるでしょうから連携したら楽しそうですね。
と、だいぶ映画のような世界ですが、わりと5〜10年以内には商品化しているんじゃないかとおもいます。